剣道とは?誰でも分かりやすい剣道基礎知識<完全解説>

剣道とは

剣道を始めたい!子供に剣道を習わせたい!学校の授業で剣道がある!そもそも剣道って何だろう?この記事を読めば誰でもすぐに分かる!剣道基礎知識を紹介します!

そもそも剣道ってなに?

剣道は、剣道具を着用し竹刀をを用いて、相手の「面」「小手」「胴」「突き」の決められた4つの打突部位に対し、1対1で打突し合う運動種目であります。
 ※突きは高校生以上のみ有効

剣道は日本の伝統武術の一つであり、勝敗だけが目的ではなく、稽古をすることによって武士の精神を学び、礼法作法を重んじる武道であります。

剣道のルール

試合時間

試合の時間は小学校低学年が2分、小学校高学年~中学生が3分、高校生が4分、大学生~一般が5分である。勝敗が決しない場合は延長戦を場合がある。

勝敗

先に相手から2本取った者の勝利となる。片方が、1本だけを取った状態で制限時間となった場合は、この者の勝利となる。一方が初めに1本を取り、もう片方も後に1本を取った場合は3本目を行い、1本を取った方の勝利となる。

反則行為

反則については、2回の反則行為で相手に1本を与えることとなる。主な反則行為については以下である。

  • 自ら試合のコートから出てしまうこと。(一辺が9~11mの正方形または長方形)
  • 相手を不当にコートの外に押し出すこと。
  • 相手に足を掛ける、払うなどの行為。
  • 竹刀の打突部を握る。(刃の部分のこと)
  • 竹刀を落とす。など

有効打突とは

剣道で1本になる打突のことを有効打突と言います。

剣道は武道であるため、武道理念である、「心」「技」「体」の条件を満たす必要があります。これらを満たすことで、有効打突を決める事ができます。

剣道でいう心技体とは

  1. 】=充実した気勢
      剣道で言う「ヤー」のような発声、打突した部位、「面」「小手」「胴」「突き」の発声。
  2. 】=正しい打突
      刀においても、切れる刃の部分とその反対の峰があります。剣道では、竹刀は日本刀と見なす。と定義されているので正しい打突部(刀でいう刃の部分)で相手の打突部位「面」「小手」「胴」「突き」を打突する必要があります。
  3. 】=適正な姿勢
      打突したときの体制が崩れないようにする。打突するということは、相手を切るということであるため適正な姿勢が必要である。

残心について

剣道で有効打突にするために必要な要件として、残心があります。

残心はその名の通り、心を後に残すという意味です。「心」「技」「体」の一致した打突を決めたとしても、それで相手を仕留め切ったとは限らないですよね、もし日本刀を用いていたなら、まだ相手が切りかかってくるかもしれません。その為、一連の動作が終わった後でも気を抜かず、残心という形を取る必要があります。

残心の具体的な行為としては、打突した後に素早く相手と距離を取る。などがあります。

有効打突まとめ

上記で紹介した、「心」「技」「体」に加えて残心まで行う有効打突となる打突を成立させることができます。

剣道は勝つ事が重要というわけではない

冒頭でも触れましたが、剣道は勝つ事だけを目的としていません。勝つ事は努力の成果であり、重要でもあります。ですが、剣道に打ち込むという事はそれに等しい理念があります。

剣道の理念

剣道は剣の理法の修練による人間形成の道である。

全日本剣道連盟にはこのように示されています。

一体どういうことか、具体的に説明すると、剣道の目的は試合で勝つ事だけではなく、稽古の中で心身を錬磨し人として、心や体の成長を養う事という意味です。なので、剣道において勝つ事が最重要という訳ではなく、剣道を続けている事が人として成長するとなっているという理念ですね。

まとめ

今回は剣道の基礎知識について紹介しました。

剣道って意外と難しそうだな。と思われがちになるのですが、そんなことはありません。初めは分からない事もあるかもしれませんが、やっていく内に体が覚えていくものです。剣道から学べることは技術だけでありませんし、人生においてやっててよかったな!と思えることがたくさんあります!この記事を読んでくださった皆さんが少しでも剣道について関心を持って頂けると幸いです。


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